3月も1/⒊が過ぎました。世の中は、入学試験のピークも過ぎ、ほっと一息といったところでしょうか。卒業式の時期ですね。ひと月またぐと環境が大きく変わる3月と4月。希望と不安に揺れる季節でもあります。
楽器のレッスンとは、生徒さんとは週に1回程度レッスン時に会話し、指導するだけの間柄ですが、その奥にあるお互いの心の駆け引きや緊張感が私は好きです。新しい生徒さんの場合は、個性を理解できるようこちらもアンテナをはりながらのレッスンです。よくおしゃべりする方、プライベートに関しては触れてほしくないオーラを発する方、黙々と「はい」」とお返事をし続ける方、人見知りかなと思っていたら質問内容によって急にハキハキお話し始めるお子さん、ご家庭の話をなんでも楽しそうにお話ししてくれるお子さんなど。各自のレッスン時間が個性豊かに彩られます。
そして、この短時間ではありますがマンツーマンのレッスンというスタイルを幼少時期に定期的に経験することで、人間は、己の意見を自分の口で発言できる人に成長できるように感じます。
だからこそ、できるだけ小さな子どもでも口に出す言葉は拾ってあげたい。そして、できるだけ発言する機会を与えてあげたい。「1/生徒数」のように分母が大きく膨れても、その生徒さんの個性に丁寧に向き合える、そんなレッスンを提供したいと思う年度末です。
今月はおさらいの月。今年度も、みんな沢山練習し学びました。また新しい1年も素敵な曲、仲間と出会えますように!
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